紙漉きをしたいと思い全国を探す中で、なかなかご縁がなく、
ならば原料からと調べ見つけたのが高知県いの町の楮栽培ボランティア。
数ヶ月のボランティア滞在を経て、本格的に移住してきたのが2021年のことでした。
東京で生まれ、千葉で育った自分にとって、
高知はまさに引き寄せられるようにしてたどり着いた地です。
植物の樹皮から作る紙づくりは労力がかかりますが原料からやるからこそ、
表現の幅広さがあり面白い。
そして、太陽、植物、水、神様の恵みをいただいて、
循環する営みの中で生まれた紙は美しく、ときに神聖さを感じます。
紙の、自由で奥深い世界を惜しみなく教えてくれている諸先輩方にも尊敬と、感謝です。
紙の可能性 を信じて、良い使い手の方と出会い、
一緒に可能性を広げていけたらと願います。